恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「そういや……」



こうやって幸せに浸っていればいいものを、嫌なことを思い出した。



「ん?」



俺の胸に手を添えて少し離れてから顔をあげた玲夢と視線が絡む。



「榊部長と『FLOWER RAIN』に行ったのか?」


「え?」



俺の質問に、不思議そうに首を傾げる玲夢。


あれ?


もしかして凪の言う『男と二人』とは榊部長ではなかったのか?



「前に玲夢が男と二人で来たっつってたから」


「…………あ」



しばらく考えるような仕草を見せたあと、玲夢は小さく声をあげる。
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