恋の魔法と甘い罠~おまけSS
そんな俺に、玲夢は言いにくそうに口を開く。



「えっと……。話があるって、言われて」


「話?」


「うん。晴希さんの……」


「俺の?」


「うん。あのとき、石崎さんのこともあって凄く不安になっていたときだったから、晴希さんのことで話があるって言われて、つい一杯だけ一緒に飲んじゃったの」


「……」



二人で『FLOWER RAIN』を訪れたのは、彩未ちゃんの結婚式のあとくらいって凪が言っていた。


確かにあの頃は、玲夢とはほとんど一緒にいてやれなかった。


その上、専務や石崎とのことでいろいろあったから、玲夢にとっては寂しくて不安でしょうがなかったんだと思う。


そんなときに俺のことで話があると言われれば、聞きたくなるよな。
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