恋の魔法と甘い罠~おまけSS
なんて思いながら俺の胸に顔を埋めていた玲夢に視線を移すと、すーすーと寝息が聴こえてきていることに気づく。


ただでさえ、遅く帰ってきたのに、そのあと抱いちまうなんて。


やっぱ無理をさせてしまったかな。


そっと顔を覗き込むと、口許が幸せそうに綻んでいて。


それを見ただけで俺の胸ん中にあたたかな気持ちが広がって、頬が緩む。


こんな風に穏やかに過ごせる時間がすんげえ幸せだ。


玲夢の額に唇を寄せて口づけて、「おやすみ」と囁いたあと、俺も口許を緩ませながら目を閉じた。



fin.
< 311 / 379 >

この作品をシェア

pagetop