恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「マ~マ~」


「ん? なあに?」



保育園から帰ってくるなり、柊晴が勢いよくあたしの足にしがみついてきた。



「ひなせんせー、けっこんするんだって」


「結婚?」


「うん」


「そうなんだね。ちゃんとおめでとうって言った?」


「うん!」



柊晴のクラスを受け持っている先生は確かにそういう年頃だ。


明日会ったときに、あたしもおめでとうって言わなきゃなぁ。
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