運命の出会いって信じますか?

ホッとした様なお母さんの声。

お母さんが結婚は女の幸せという昔からの考え方にとらわれている人でない事は、私にはよく分かっている。

でも二人の30歳を迎えた娘が勝手な事ばかりしているのだから、十分心配を掛けていると思う。

その娘たちが落ち着きそうな気配なのだ。

それはそれで安心なのだろう。

私はそこで電話を切った。

そしてお姉ちゃんにラインを送った。

-日曜日に英輔を連れて実家に行ってくる。結婚の許しをもらいに行くつもり。-

お姉ちゃんも昼休みのようで、すぐにラインが返って来た。

-金曜日の夜に正仁さんと会う約束をしているの。4人で夕食を一緒に食べない?-

昼前から英輔は増本君と以前の担当の会社回りをしていて、会社にはいない。

< 207 / 478 >

この作品をシェア

pagetop