運命の出会いって信じますか?
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昨晩はお姉ちゃん達とお酒を飲んで帰って来たから、私ははしゃぎ過ぎてヘロヘロだった。

しかし英輔はまだまだ体力があったようで…。

3日連続で相手をするのはなかなかつらい。

私は1度絶頂を迎えた後、そのまま眠りについてしまったらしい。

「華、宅急便が届いたようなんだけど。」

英輔のそんな声に目を開ける。

「代引きって言っているんだけど、財布はカバンの中か?」

英輔はそんな事を言いながら、寝室を出て行った。

「良いよ。私が行くよ。」

私がそのまま出ようとすると、英輔は怖い顔をした。

「寝起きの姿を他の男に見せるつもりか。いい、俺が払っておく。」

私が返事をする間もなく、英輔は自分の財布を取り出して、玄関へ歩いて行った。

「代引きって事はいつもの化粧品か。」
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