運命の出会いって信じますか？

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私達が付き合い始めて、初めての出勤。

英輔は社宅から一緒に出勤しようと言ってくれたが、やっぱり私はそれを断った。

「華らしい。」

英輔はそう言って笑っただけだった。

会社に来て一番に思った事は、英輔は私達の関係を会社で知られても良いと思っているかという事だった。

もちろん私は真美にはきちんと話すつもりでいた。

それすら英輔には確かめてはいないけど。

そんな事を考えながら、自分のデスクにまず座った。

そう言えば今日から新しいコンビでの仕事が始まる。

「おはよう。」

真美が入って来て、デスクの上を嫌な顔をしながら眺めた。

「もうこんなに仕事があるの…？」

何とも心許なそうなその表情。