社長の溺愛
拓也と彼女

☆麗美


あ~やっと会社に着いた

今日ほどこの道のりが、どこまで続くのかと思えるぐらい
会社まで遠く感じた


「麗美ちゃん、まず簡単にお掃除しましよぉ~」

これは、以前と変わらない

「はぁい、私は水拭きしますね」

はぁ、何か落ち着く


社長は何時ごろ出勤するのかな

ポーラさん、一緒に住んでるのにわざわざ向かえに来て
くれて...

「ポーラさん、朝ありがとうございます
すごく、心強かったです」

「いいのよぉ、お礼を言われるほどじゃないわよぉ~
そうだ、拓也はぁ~あと5分ぐらいで着くと思うわ」


おぉ~心の声に答えてくれたぁ~


でも、あと5分....


「麗美ちゃん、お掃除もしたしデスクで休んでていいわよぉ ~今日の拓也のスケジュールだけ確認しといてねぇ」

「はい」


「そうだ、拓也が来たらコーヒー入れてね
ブラックで、甘いの苦手なのぉ~」


「はい」




あっ、エレベーターが....
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