約束は守るものでしょ?
笑わないアイツ
「美穂、こっちへ来なさい」

お母さんの呼ぶ声がする

「何よこれ。昨日言ったわよね?
アイロンかけといてって。
なんでやってないのよ!
これじゃ出かけられないじゃない!」

バチンッ

「いっ…ごめんなさい
いますぐやります。」

そう言ってすぐにシャツにアイロンをかける美穂。

「次はないと思いなさいよ。」

そう言って
家を出て行く母。

はぁ…

鏡を見ると頬が少し腫れていた。


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