一目惚れの片想い
現場作業が開始してから、なんと毎日

鈴木さんが差し入れを持って来てくれた

社交辞令だとばかり…

いや、鈴木さんなら必ず来たはずだ









しかし、今日は、あの社長が一緒


企画書を持ち、社長に説明している

鈴木さんが、カッコイイ




社運をかけた春陽君のデビュー



社長も気になっているんだろう









しかし、こんのエロ社長…

さり気なく、鈴木さんの細い腰に手を添えたり


耳元に囁いたり



人前なんて気にしないでやる



こんな社長のせいで、枕営業とか誤解されてるんなら、腹立たしい!!




「あれ、虫除けなんだよ」


ギロリと社長を睨んでいる俺に

吉岡さんが教えてくれた


「虫除け?」

「そう、ここは、男ばかりの現場だから
鈴木さんにヘンな虫が、つかないように
わざと社長がベタベタするんだよ
鈴木さんもいい歳だから、彼氏欲しいだろうにね」

「え!?いないんですか?」

「あんな虫除けでも、効果があるみたいでね?可哀想にね…ぷぷっ」


最後ので、おもしろがってるのがわかる



吉岡さんは、笑いながら

持ち場へ戻って行く








人手不足で、課長までが、作業に参加




申し訳ないが助かる





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