見合いって!(短編)
『子どもを産めるなら、いい。』なんて平気で言える人がいるんだな、なんて変な感心を持った。


もう二度と会うこともないだろうとも思った。


実際に、二度と会うことなかった。


1週間過ぎた頃に叔母に会いに行った。



あまりに私が子どもすぎるからと先方に断りを入れたと言う。
叔母は、男性をかなり気に入っていたため、私に対して、大層なご立腹だった。



いや~
『子どもが産めるなら…』なんて言っちゃう人とお付き合いしたいと思いませんから~

と…心の中で突っ込みながら、叔母の愚痴を黙って聞いていた。


叔母のメガネにかなった相手に気に入られるような行動に出れなかったが、私にも感情がある。

いくらおメガネにかなったって、好感を持てない相手とこれからお付き合いしたいなんて思えない。


私自身の意見も言えないのなら、もう紹介などがあっても受けるのを止めようと思った。


見た目が好みだったなら、もう少し違ったのかもしれないけど…

そんなことを考えてもしかたないが…



叔母から相手がどう思ったのか聞かなかったが、こっちから断ったと言ってたから、断らなかったら、付き合うつもりがあったのか?
なんてことも考えてみた。


どちらにしても、断ってもらってありがたかった。
断ってくれなかったら、私自身の意見関係なく何度か会うことになっただろう。



まったく見合いは、こりごりだ。










そんな私は、合コンの幹事などやっているんだけどね。


だって、出合いには、きっかけがないとでしょ!
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