隣のキミに恋した場合。~幼なじみの甘い誘惑~
▽ただの幼なじみです



「ことちゃん、起きてーっ」


ゆさゆさと私の体を揺さぶる小さな手。


「うぅー……」


「ねぇ、起きてーっ」


なかなか起きない私を何度も起こしてくれる可愛い声。


私のことをことちゃんって可愛く呼んでくれる。


泣き虫で寂しがり屋で


でも、誰よりも優しい男の子。


「いつか、ことちゃんを守れるカッコイイ男の子になるからね!」


そう言って約束してくれた5歳のキミ。


そんな日は来るのかなってずっと思ってたのに――。


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