大好きだよ、今も。
ガラッ

ドアを開けると確かに柚花がいた。

「柚花、久しぶ…」

言いかけた途端。

「来ないで!

何で知ってるの?

はやく帰ってよ!」

そう言ってぬいぐるみを投げられた。

「話し合おう…」

「いや、話すことなんて何もない!」

またぬいぐるみ。

柚花は泣いていた。

とりあえず、病室を出る。

ここまでされると精神的ダメージでかい。

でも、また病院に行ったのは柚花のことがまだ好きだから。

< 109 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop