大好きだよ、今も。
柚花side
目がさめると酸素マスクがついていた。

「…優斗くん…?」

優斗くんはベットに寄りかかるようにして寝ていた。

優衣もソファで寝ていた。

一晩中いてくれたのかな。

起き上がろうとした瞬間。

え!?

ちょっと待って!

足が動かない!

寝ている優斗くんと優衣を起こしてしまった。

「柚花!

起きたんだな!」

優斗くんは笑っていたけど、目は真っ赤だった。

嫌な予感。

「…優斗くん…優衣…

足が動かない…」

「それは…」

ちょうど柚花のお母さんが入ってきた。

「柚花!」

「お母さん!足が…動かないの…」

信じられなかった。

「柚花。

よく聞いて。

柚花の足が動かないのは、手術の後遺症のせいで、それに…」

「それに?」

柚花が先を促す。

「柚花は…もってあと2週間なの。」

電気ショックのような衝撃がはしった。

何言ってるの?

わたしこんなに元気じゃん。

そんな早く死ぬはずないよ。

信じられない。

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