大好きだよ、今も。
学校についた。

優斗くんに職員室まで連れてってもらい、別れた。

担任の先生に連れられて、教室の前へ。

先に、先生が中にはいる。

「今日は転校生がいます!」

ざわつく教室。

「柚花さん、入ってきて。」

恐る恐る入ると…

予想以上にたくさんの人。

自己紹介をする。

「えっと、渡辺柚花です。

好きなことは寝ることです!

よろしくお願いします!」

どっと笑いが起こる。

「柚花さんは、前田の隣なー!」

途中、優斗くんと目があった。

席に着くと、前に座ってた子が、振り向いて、

「私、鈴木優衣!

これからよろしくねー」

って
話しかけてくれた。

「うん!よろしくねー」

って返した。

授業が終わると、人が一斉に集まってくる。

あわあわしていると、優衣ちゃんは、

「ストップー!柚花ちょっと借りるー!」

そういって優衣ちゃんは私を屋上へ連れ出してくれた。

「ごめんー!柚花って呼んでいい?」

「うん!優衣って呼んでもいい?」

「もちろん!友達になろ!」

2人で笑いあった。

「あと、柚花ー、ちゃんと断るときは断らないとー!

うちのクラスの女子たち、押しが強いからー!

でも、断っただけで悪口言ったりするやつとは違って、みんな優しいから大丈夫だよー!!」

よかった。

なんとかやっていけそう。

< 25 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop