隣の席の及川くん。



だっていきなり呼び捨てなんて
私にはできない

っていうより恥ずかしい


「私も美華って呼ぶわ!」


なんて余りにもあっさりと私の名前を呼ぶ彼女に


「みっ……美緒…ッッッ」


「よろしい」と満足げに言う美緒


えへへっと笑う私たちに

「じゃ!改めてよろしくなっ!」

スッと私の前に手を出してきた彼
そんな彼の手を握り

「こちらこそっ」

と笑顔で答えた


「なに照れてんのよ湊。」

「っば!!ちげぇよっ!」

強がっちゃって!と言いながら美緒は彼の背中を叩いていた


そんな光景を良いと思った

なんだか心がホカホカする

こんな感情は初めてだ

お父さん?


この2人はお父さんからのプレゼントなのかな?

私の思い出づくりのためにお父さんが用意してくれたのかな?


ありがとう



< 38 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop