隣の席の及川くん。


「みーかぁーっ!美華は何でる??」

いきなり飛びついてきた美緒

美緒とは少しだけ席が離れていて
今のHRはみんな席を移動したりしているから美緒も私のところに来たわけだ


「うーん。私は特にないかな。」

「そーなの?」

「体を動かすの苦手なんだ」

へぇーなんて興味の無さげの返事をする美緒に苦笑いが出た

体育祭かぁー
何に出よう
極力体は動かしたくない

でも見る限り種目はどれもハードだ

どれも私に向いてない

うーんと悩んでいると

「鈴木!お前は強制放送委員だからな」

って担任がいってきた

「はぁー?なんでよ!?」

担任の急な言葉に美緒が言い返していた

「なんでも何も、鈴木は学年代表に選ばれたんだよ。俺に聞くな」

「わけわかんない!」

「知るか。」

「美緒落ち着いて?私運動とは無縁だから全然放送委員でいいわよ?」

二人の間にわってはいったが、美緒はどうやら納得がいかないみたいで
ブツブツ文句を言ってる


私からしたら放送委員の方が助かる


暑苦しいのは苦手だしクラスの足を引っ張りたくない




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