隣の席の及川くん。


嬉しい反面悲しくもなった


私が誤解したせいで及川くんは少なからず落ち込んでいた



やっぱりあとで口でちゃんと謝ろ

そう思い授業に集中した


授業を終わらせるチャイムがなり私は机の上のものをしまい
及川くんに


「私の勘違いでひどい態度をとってごめんなさい。」


と伝えた


すると彼は


「俺怒ってないよ?鈴木さんは悪くない。でも無視されたのは少し傷ついたかも」

なんて意地悪っぽく言う及川くんに
笑がこみ上げた


なんだろう

心が軽くなった気がする


曇っていた空が晴れ出す感じ


また暖かくなった




あぁこれが好きって気持ちなんだね。










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