白紙の題
求め合う哀しさ

この恋は

ある意味禁断の恋で

多分きっと

未来には傷つく結果が待っていて

そんな未来を知っていても

求めた

求め合った




それは苦しいさ

でも幸せなんだ

この苦しさも

この切なさも

この感情が

「この人が好きだ」

と認識する痛みならば

幸せだと

思ったんだ



「ずっと一緒に居たいとも、愛しているとも言えません。

 例えばあなたの気持ちが、恋ではないとしたら

 あなたからわたしの記憶を消してもらおうと考えた

 わたしは嫌な子です」



泣きながら

そう言った言葉



「不安だった?」



そう聞かれると不安だったとは

答えられない。

だって、結局は自分のことばかり。



それでも

抱きしめて

抱きしめてくれた
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