私の恋は、期限つき
「見合いだって、出会いだと思うんですけど、そうでなく恋愛してみたいんですよね。」


「そうよね。気持ちは、わかるわ。新川先生は、凛ちゃんの好みなんでしょう?私から見て、わるくないと思うわよ。」


「美香さんにそう言われると、嬉しい。頑張ってみます。」


「一緒に食事行く約束がかなうとよいわね。まずそこからかな!」


「そうですよね。まず二人になれないと…」


「そうそう、そこでうまく話題つくりしないとね。先生の趣味や好みとか…
そういえば、何歳なのかしらね。まだ若そうにも見えるしね。だけど、落ち着きもあるから年齢がわからないわね。凛ちゃんは、先生のどこがよいの?」


「見た目と雰囲気ですかね」


「はじめは、そんなもんよね。見た目が好みじゃないとよね。応援するけど、先生のことあまりわからないわね。まだうちの会社にくるようになってひと月くらいだものね。」


そうなのだ、新川さんが、会社に来てくれるようになったのは、社長が営業に行き詰まってると経営相談するようになったからだ。


実際にそこまで行き詰まっているのでなく、新しい方針を考えないと、これからが困るとアイデアがほしいというのが本当のとこだ。

社長は、会社のことがよくわかっていて、またすごく考えている。
自身の実力もよく理解しており、自身に足りないものを余所に頼む潔さも持っている。


こんな社長みたいなタイプの人ってよいよな。
見た目は、武骨で少し取っ付きにくい感じなんだけど中身は、とてもあたたかい人。
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