…… の、 定義
『Regret~残像~』について。

彼氏のいるアユミへの不毛な片想いに
悩むリュウトが、視点を変えてみようと
女性目線で歌詞を書いた恋の終わりの歌です。


リュウトはなんとなく作っただけであって、
彼自身はこういう恋をしてきたわけじゃない。
それなのに、この歌の歌詞は
トモキとの関係に悩み始めたアユミの心情に
すごくシンクロしているような気がします。


ライブでこの曲を披露した後、リュウトは
激しく後悔をしています。
どう考えたって、自分らしくないから。

本気で恋愛する事なんてないし、
自分も相手もそれを求めていないから
来る者拒まず、去る者追わずと
自分で言っていたはずのに、
終わった恋を引きずるような歌を
自ら作ってしまった。

自分で自分が許せなかったんでしょうね。
この歌を作った時は、
まともな思考じゃなかったと。
ライブで演奏して初めて
それに気付いたのです。



この歌も私がバンドをやっていた時に
作詞作曲した曲です。
かなり気に入っていたんですが、
練習はしたもののライブではできなかった。
リュウトは後悔していたけれど、
小説の中でリュウトたちが演奏してくれて
嬉しかったです、私はね。

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