意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
「立花さん、かっわいいなぁぁ!
瀬田君が構いたくて仕方ないって気持ちが、わかるわぁ!」
中川が、楽しそうに美空の頭をなでている。

「もぅっ!
なんなの?!」

瀬田みたい!
美空はそう言って、口を尖らせた。
俺みたい?
いや、違うな。

中川に、俺みたいなお前に対する大きな愛情は、ないぞ?
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