意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
俺は、意見を言うクラスメイトやそれに反応する委員長をなんとなしに眺めていた。
ま、どの出し物になっても積極的には参加しない、立花と過ごせればそれで良い。
俺は勝手にそんなスタンスを取っていた。
それにしても、クラスメイトの提案は、委員長にことごとく却下されていく。
やれ先輩が既にそれやるだの。
メイド喫茶なら、男子も女装しろだの。
いいじゃないか、他のクラスとかぶったって。
今更出し物決めようとしてるんだから、大抵の物は取られてるだろうしかぶるんだろうよ。
隣の立花は、あくびを噛み殺してぼうっと黒板を見つめていた。
あ、下向いてノートに落書きまで始めた。
……退屈なんだな?
わかりやすいヤツ。
ま、どの出し物になっても積極的には参加しない、立花と過ごせればそれで良い。
俺は勝手にそんなスタンスを取っていた。
それにしても、クラスメイトの提案は、委員長にことごとく却下されていく。
やれ先輩が既にそれやるだの。
メイド喫茶なら、男子も女装しろだの。
いいじゃないか、他のクラスとかぶったって。
今更出し物決めようとしてるんだから、大抵の物は取られてるだろうしかぶるんだろうよ。
隣の立花は、あくびを噛み殺してぼうっと黒板を見つめていた。
あ、下向いてノートに落書きまで始めた。
……退屈なんだな?
わかりやすいヤツ。