幼なじみ。~キミはあの子を見てる~
「なに、太一待ってんの?」


グイっと、体操服で汗を拭う。


「まあね、光希はなにやってんの?」


「俺も太一待ち~」


光希がなんで太一を待っているか聞こうとしたけど


やめた。


私たちは幼なじみだけど、光希だけは


なんか境界線張られてるって感じで


あまり踏み込めない。


「太一、遅いね」


「そおだな」




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