涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「俺ね…世界一、愛した女が居るんだ」
そう言った飛真は切なそうで…
「うん」
「そんな…彼女を…守れなかった…」
さっきよりも苦しそうな飛真…
「うん」
「俺を…庇った所為で…葵が死んだ…」
最後の言葉は力がこもってない様に聞こえた…
「夢を持ってた彼女が死んで…中途半端の俺が生きてる…」
飛真はどれほど自分を責めたのだろう…。
「うん」
「怖いんだ…葵が怒ってるんじゃないかって…」