涙が枯れる日 Ⅱ【完】
**嬉しさ**



うん?


頭の上に乗ってるのはなに…?





なんだかとっても優しい手。






この人の手…どこかで。







「だ…れ…?」




そう言いながら目を開けると、優しそうに微笑みながら私の頭を撫でている遥斗が居た。






「は、遥斗!?」





私は焦って周りを見渡した…




そ、そうだった…私、入院してたんだった。





「はよ、桜花」





と極上の笑顔で言われた。






な、なんなんだ…?





まるで人が変わったみたいに






「は、遥斗…だよね?」





「あぁ、俺だ」





なんて…




当たり前だよね。(笑)






で、でもおかしい。





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