蛇苺と死神の輪舞曲


教室に入ると

最短記録三日で別れた元彼

顕治がいた。


「久しぶり苺子」

「顕治…何の用?」


「いや………


お前最近、また美人になったなぁって」


顕治はにやりと笑った。


「……は…?」

「付き合ってるときにヤっときゃよかったと思ってよ」



顕治は物凄い力で、わたしを床に押し倒した。


「やっ……嫌っ…」

「騒ぐなよ」

「んぐっ」


わたしは、顕治に口を塞がれ

声を出すどころか、息すらまともに出来なくなってしまった。



「…っ……嫌ぁあ!!」

わたしは顕治の腹部を思い切り蹴った。


「…ぐっ……ゲホッ……クソアマが…」


顕治はポケットに忍ばせてあったカッターをわたしに向けた。


やばい。


そう思ったわたしは、逃げようとして、後退した




「キャッ!」


机の脚に躓いて倒けてしまった。



「覚悟しろ」



「…ぃ……や……いや」





殺される。






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