声が聞きたくて
ピンポーン……
モニターを覗けば
「こんばんは、一条です」
私は玄関へ行きドアを開けた
「さっきぶりだね〜」
一度着替えて来たのだろうか
さっきのスーツとは違く
私服の一条さんは更に幼く見えて
若者の雑誌に載っても良いくらいのイケメン
「これ、どうぞ」
一条さんの手には紙袋。
これって……『ワイン?』
嬉しさのあまり、言葉に出してしまった
一条さんはニコッと笑って
「残念、シャンパン」
……しまった、と思ったけど
一条さんが私の言ったことを理解してくれたことに、ちょっとホッとした。