声が聞きたくて


少し後ろに後ずさりすれば
話しかけてきた男も前に出る


「いつまで、無視してんだよっ」


私の態度にイラついたのか
口調も変わった


「おいっ!聞いてんのかっ!」


そう言って、男は私の肩を掴んだ



ビクッ……
ガタガタガタガタ……


一気に身体の電気がつき
あっという間に全身が震える


やだっ……やだっ……
治って……


自分の身体をキツく自分の腕で抱きしめる


「なに?震えてんの?可愛い」


そう言って、男は私の肩に手を回そうとした時


「ごめーん、お待たせ……、あずさっ!」


ようやく店から出てきた真純さん
私の姿を見るなり駆け寄ってきた
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