声が聞きたくて


階段を上がっていく
3階だからすぐだ


そしてドアの前にきて気がついた



鍵、貰ってない



はぁー…なにやってるんだろ。
当然、ドアノブを回しても開かない


真純さんのところへ戻れか…
そう思った時、あることを思い出した



もしかしたら……という
可能性が低い、あることを。


私は鞄の中から、ある物を取り出した




雅人さんのマンションの鍵
合うはずが無い
そんなのわかっている

わかっているけど
試したいって気持ちがあった



鍵を指す……



えっ……入った

えっ?……回った……ガチャン




鍵が解除された音に
今更ながら、焦っている自分がいた
< 230 / 282 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop