声が聞きたくて


「結衣は……嬉しかったんだろうな。姉貴たちじゃなく、結衣にだけ伝えてくれたことが……。明日、会ったら抱きしめてやれ。結衣、喜ぶぞ」



うん……。
私は雅人さんに抱きついた


雅人さんは何も言わず
私の頭を撫ぜてくれる



『……雅人さんは知ってたの?』



「ん?何をだ?」



『私が真澄さんとこに就職すること』



ああ、それか…
そう言いながら、我慢できなくなったのか、煙草を手に取っていた



「あれは、真澄が見つけてきた」
「俺は優也から聞いただけ」


あー……やっぱり優也さんか。
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