声が聞きたくて



「いい?」



なんで聞くの?
恥ずかしくて答えられないっ!



やっぱり恥ずかしくて
また手で顔を隠そうとすれば



「だめ」


と、言って私の腕を自分の首にかけた



「俺を見て」



この体勢もまずい……けど
それ以上に、視線を外せない



大丈夫、大丈夫…
そう伝わる、雅人さんの手




自然に……「うん」と出ていた



それが合図になったのか
ゆっくりと、味わうかのように
雅人さんは私の唇を塞いだ



軽く、何度かキスした後
欲しいと絡みつくように侵入してくるものを、驚きつつも受け入れる


あー……
私は今してることも、これから起こることも、初めてなんだと実感する
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