声が聞きたくて


ヤクザ……
それは怖いものだと思う


けど、私に話しかけてくれたのは
劉牙組の若頭、劉牙雅人ではなく


ただの男の雅人さんだ


だから、彼から何か言われるまで
何も言わないし聞かない


だって……
私が名前を聞いた時

「雅人」って言った


それにあの日、私のこと無視すればいいのに、優也さんが助けに来た
あれだって、多分……雅人さんがお願いしたことだろう


あの場で自分は動けない 動いたら
目立つし……私も見られるだろう


なら、助けに来なければ良かったんじゃないかな?と思ったけど
気にかけて貰えただけで嬉しい。
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