双子というなの縛り
 


 そんなラップから始まる私の大好きな曲、
 そして目覚ましの曲 。
 
 この曲がないと始まった感じしないんだよねぃー!
 よし!起きよう! 

 階段を降りて行くと母の姿がみえた 。
そう、わたしの部屋は二階なのだ 。
 実は二階で一番広い部屋らしい 。





綾菜 ) おはよう!

母  ) おー綾菜(あいな)おはよう。





 母と挨拶を交わしているとテーブルで新聞を広げた
 父が声を出した 。
 普段あまり朝は機嫌がいい方ではないのでこんな風
 に話しかけてくることは珍しい 。
 そう思い言葉が続くのを待っていると




父  ) 今日は送ってく日だったよな?

綾菜 ) うん!よろしく!






 なんだ、事務連絡か、
 ちょっとガッカリしたような気はするが送っていただく
 のでそんなこと言えない 。
 そしてわたしも父の向かいの席に行き座ろうとすると母
 がはっとした顔をした 。そして




母  ) 綾輝(あいき)起こしてきてー!!




 と突如言われた 。そんなこと言われてもアイツを起こすこ
 とは容易ではない 。だって、あいつは …

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