小さな恋のメロディ
「東城さんも賛成だそうだ」
少しするとそう言いながら、嬉しそうにパパが戻ってきた。
「じゃあ、式の日取りとかは、綾香が高校を卒業してから決めよう。大学受験もまだだからな」
「そうですね」
私の結婚の話しは、私の気持ちとは関係なく着々と進んでいく。
結婚は高校卒業後。
『それまでは月に一度は、鳴海君と会いなさい。』
そうパパに言われた。
私自身には無関心な鳴海の目。
私を大事にしてくれる哲平の優しい目。
私の冷静な判断を壊してしまう……。