満月の下の狼

翔月「なんだ?」

あたし達が呼ぶと普通に話してくれる
親父。
もう、怒ってないのかな?

いやいやいやいや。今はそっちの話じゃ
なくて…。

美月「“あいつ”を見つけた。」

翔月「鳥羽の事か…?」

そう、鳥羽だ。鳥羽こそが海を殺した
張本人だ。

朔夜「俺達、今日鳥羽の事について
聞きに来たんです。」

翔月「鳥羽の事について…?」

美月「ああ。そっちに情報が流れてないかと思って。」

鳥羽がこっちに戻ってきたんなら、
いくつか情報が流れてると思い、狼牙を
連れてここに来たんだ。
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