さよなら苺飴
さよなら苺飴





「・・・・・・ねえ」


「ん?」

君は添い寝しながらゆっくり頭を撫で
私の目をゆっくり見て顔を傾けた



「・・・・・・なんでもない」


私は君に頭をこんなゆっくり撫でられたことがなかった


こんなさみしい瞳で見られた事が無かった


長く手間をかけて丁寧に一生懸命作った作品が出来上がったような目で私を君は見ていた


出来上がってほっとしてるような
でも明日から作品のために費やした多忙だったけど楽しかった日々がなくなるのを惜しむような寂しい目をしていた



ああ、そうか
もう明日から君は私のそばにいないんだね

君と付き合うようになってから喧嘩はよくあった


でも楽しかったし何より幸せで


時には辛くなることはあったけど
こうやって添い寝していると
何でも乗り越えられる気がしていた





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