セピア‐ため息の行方

1-意識改革

  そして数日経ったある日の事スピリチァルの講義は佳境に入ってきた。だが不思議と違和感なく花梨の頭の中に小気味良いくらいにスンナリと入ってゆく。ちなみにまだ日が浅いのにも関わらずスピリチュアルの講義はなかなかどうして、奥が深くて中身も濃かった。


  そして花梨が理解するそばから自分自身の脳の一角に、スピリチァルのためだけの特別なフォルダがあるみたいに、新しい知識がそのフォルダに次々とインプットされてゆく。


「ではこの講義はこの先も間隔が空きつつ暫く続きますので、引き続き頑張って勉強をして頂くために次回までの宿題を、ドッサリと出しますので、覚悟をしておいて下さい」
  と蛍子が言ったので
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