Rain
手紙
その日の夜、私はいつものように先生と電話をしていた

「…雪……今日はごめんね…騒がせちゃって……教頭先生に怒られたでしょ?」

「大丈夫だよ。それよりケガは大丈夫か…?」

「大丈夫!大した事ない、ただのかすり傷だよ!それよりね!今日、三沢と仲直り出来た!坂田さんや長島さんにもお礼言って貰えたし!凄く嬉しかったんだ…」

「…そっか、それは良かった……本当に良かった………もう君は、俺がいなくても……」

「えっ!?」

私は最後の方が聞き取れずに、聞き返した

「…いや、何でもない!それより、もう遅いけど大丈夫か?」

「…って、嘘!?こんな時間!雪、また明日ね!」

「……うん、お休み………美雨、好きだよ…」

「私も雪の事、大好き…」

…そして、次の日、雪が昨日の責任をとらされて謹慎処分になった事を知った―――…
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