不良様と生徒会長様！

餓狼のアジトへ

・律side・




「お前ら気を引き締めていけ！行くぞ！」



バイクに乗り、餓狼のアジトに向かった。ここからアジトまでそんな遠くはない。
私は、良太と並んで先頭を走る。こんな日が来るとは思わなかったな…。



暫くして、餓狼のアジトである古い倉庫に着いた。バイクから降り、下っ端たちが先に歩き出す。倉庫の大きな扉を開けると、中には武器を持った餓狼の奴らが待っていた。



「いけぇぇー！お前ら！！」



餓狼の影武者がそう指示すると、餓狼の奴らが動きだす。私たちも動きだし、私は影武者の田中とやることに。






「おらぁ！」



「ウザっ。」



蹴りを入れられそうになって咄嗟にガードした私。流石、影武者だ。喧嘩はそこそこ強いらしい。