不良様と生徒会長様!



「お前のこと一生忘れないかんなっ…☆」



「勝手に殺すな!早く助けろよぉぉぉ!!」



「地獄耳っ!」





自分、ボソって言ったつもりだったんだけど!こんな騒がしい中、良く聞こえたな!その耳どーなってんの!?






ー・・・







「ー・・・疲れたぁぁぁ。」




1日目が終わり、制服に着替えた私は1人教室に残っていた。明日は、あの花魁もどき衣装。死んでしまうのは確実だ。もう、逃げてしまいたい!そして、ファッションショーなんか滅びてしまえよ!!




「律、帰ろ。」




「新くんや、ちこう寄れー。」




丁度教室にやって来た新を手招きし、不思議そうに寄ってきた新に抱きついた私。その行動に驚いた新は、「は?」とマヌケな声を出した。




「エネルギー補給?」




「…そんなに疲れたわけ?」




「地獄の様でした。」

























< 196 / 231 >

この作品をシェア

pagetop