不良様と生徒会長様!




「誰だテメェ!アニキに何しやがる!!」




仲間の男が新の胸倉を掴んだ。すると、新はニコッと笑い男の腹に蹴りを入れてこう言った。





「アンタらが律に触れて良いわけないでしょ。文化祭を潰す?そんなことしたら、アンタら普通に生きていけないようにしてやるから。」




「ヒィィっ!!」




男たちは、怯えたように教室から出ていき客やクラスメイトたちは新に向けて拍手を送った。私と真司は、不機嫌オーラを漂わせている新を見ることが出来ず、滝汗を流して立ち尽くしていた。






「…2人とも、なんでこっち見ないわけ…?お仕置きならないよ?真司はね。」




「私だけお仕置き!?」




「今日は明日まで寝かせないからね。」




そう言って教室から出ていった新。私は、今日が命日だと思った。







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