ｲｹﾒﾝ教官に恋をした。

『美優ちゃん、泣かないでよ！！俺らいじめてるつもりないんだから！！ただこの辺の場所を案内してって言ってるだけなんだから♪』

と意地悪そうな顔で笑い私の肩を触ってきた。




そのときだった。誰かの声がした。


振り向くと『何やってんだ！？おまえら！！』と


そこにはいつもとは全く別人の藤崎先生がいた。

『おまえらだな、最近地元の女に手を出したりしてるやつらは！！おまえらはもう退学だからな』
と言った。すると男達は逆ギレをして先生に

『はっ？何様だ！！てめぇーに関係ねーだろ！！』と言い先生を殴ろうとした。

先生はそのパンチをつかんでものすごい力で握り返し男達をにらみつけて

『おめーらいい加減にしろよー。このまま許されると思うなよ。』
と言った。

男達は小さな声で『…覚えてろよ…くそセンコー』と言いその場を立ち去った。

私は雨の冷たさとさっきの恐怖で体が震えていた。

先生は『大丈夫か？上野？』と言い私の腕をつかみ近くにあった雨宿り出来そうな場所へと走った。