イケメン教官に恋をした。
~ 第八章 ~ 先生の過去…
先生は辛い過去を私に話してくれた。

二年前、先生は愛する人を事故で亡くした。

彼女は教習所の生徒さんだった。

私と同じく18歳という若さだった。

先生は彼女が20歳になったとき結婚する約束をしていた。

先生は今でもペアリングをネックレスにしてつけていた。

私は話を聞いている間ずっと涙が止まらなかった。

先生も涙を流して少し体が震えていた。

私はそんな先生の姿を見て無意識に抱きしめていた。

そして先生に

『…ごめんなさい。でも今はこうしてあげたいです。先生の傷を少しでも癒えてあげたい…。』

と言った。

すると先生は

『格好悪くてごめんな…。こんな姿見せたくなかったけどお前の笑ってる顔があいつに見えてきて…実はお前があいつに似ているんだ…。』と言っていた。

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