恋する僕らのひみつ。
「結雨」
「なに……?」
お互いの顔が近くにあって、見つめ合うこの状況……ついこの前もあった。
あのときは、ソファで湊の体の上にあたしが乗っかってしまったけど……
いまは、その逆だ。
あたしの体の上に、湊が……。
「ぶっ……」
いきなり湊は、顔をプイッと背けて笑い出す。
「なに笑ってんのよ?」
「べつに……ふっ……」
いや、笑ってるし。
「人の顔見て笑うとかさぁ、なんなの?」
「いやだって、おまえ……よく見たら顔が……」
顔って……おいおい。
それで笑い出したんかい。
「うるさいなぁ。昨日あんだけ泣いたから目ぇ腫れてんのっ!しょーがないでしょーよ」