恋する僕らのひみつ。
……誰があんなラクガキ。
待てよ?
俺は音楽室の帰りに、廊下を歩いていた二階堂の後ろ姿を思い出す。
まさか……二階堂、アイツが……?
いやいや。
でも……
“結雨に手錠かけたくて”
アイツの言葉が頭の中をよぎる。
いや、まさかな。
いくら自分の思い通りにならねぇからって……元カノにそこまでするか?
あんなふうに結雨を傷つけるなんてこと、しねぇよな。
でも、思い当たるヤツなんて他には……。
けど二階堂の姿を見かけただけで、証拠なんて何もねぇし。
そうだ、証拠。
結雨を傷つけた犯人は、絶対に。
絶対に俺が
見つけてやるっ。
――だけど、これだけでは終わらなかったんだ。