恋する僕らのひみつ。
二階堂先輩と一瞬目が合ったけど、あたしはすぐに視線を逸らした。
何も言わずに先輩は通り過ぎ、あたしは先輩の後ろ姿を見つめる。
夕日に照らされてオレンジ色に染まる先輩の背中……。
そのとき、横から女子の大きな声が聞こえた。
「理央ーっ!待ってよぉー!」
二階堂先輩を下の名前で呼び、先輩の元へと駆け寄っていくのは……女子バスケ部の3年生。
あの人……。
あの日、保健室で二階堂先輩とキスしてた人だ……。
ズキンッと胸の奥が痛む。