恋する僕らのひみつ。
「湊のことしか……考えてないよ?」
「どーだか」
「……湊しか見てないもん」
湊しかいない。
湊のことしか見えない。
こんなに湊のことを好きになるなんて、思わなかったよ。
「おまえってムカつくよな」
「なんでよ」
「時々……すっげぇかわいくなるじゃん」
その大きな手で頭を撫でられると、
うれしくて、はずかしくて、胸がぎゅって苦しくなる。
「結雨」
普段、あたしを呼ぶ声とは少しだけ違う、
甘く優しい声。
ダメだ……逃げられなくなるまえに……。
「そろそろあたしも、制服に着替え……」
そう言った瞬間、湊はもう一度あたしにキスをした。
さっきの続きとでもいうように、湊はキスをやめない。