恋する僕らのひみつ。
四葉の変化に、最初に気づいたのは、
高1の夏、高校野球の県大会が始まる2週間ほど前のことだった。
早朝のランニングが日課だった俺が、いつものように家を出ると、
自転車に乗った四葉が家の前で待っていた。
『快、おはよっ!』
『えっ、どした?こんな朝早く……』
『ランニング付き合おーって思って。まぁ自転車だけどねっ』
そう言って四葉は、明るい笑顔を見せた。
『高校生になってから、放課後もあんまり会えなくなっちゃったし。だったら、朝しかないかなって思って』