工業高校のイケメン達に愛されて【上】
第1章
お受験失敗
「うっ…うっ…緋奈ぁ、元気でね?中学卒業してもあたしたち、ずっと友達だよ…!」
「うん、うん…また遊ぼうね、りりかちゃん…!」
「当たり前だよ…!…うわ〜んっ!寂しいよぉ〜!」
3月中旬。
今日は中学校の卒業式。
卒業証書の入った筒を握り締めながら、クラスメイトとの別れに涙する同級生のみんな。
そのうちのひとり…あたし、中村 緋奈だってもちろんみんなとの別れを惜しんで、特に一番仲の良い友達と抱き合って泣いていた。
______だけど。
あたしの涙の理由は、それだけじゃないんだ…。
それはなんでなの?っていうと…話は1週間前に遡るんだけど…。